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27:ｊ:2004/06/12 12:52
Ｆ１：
佐藤がトップタイム　カナダＧＰフリー走行２回目
カナダＧＰのフリー走行２回目でトップタイムをマークしたＢＡＲホンダの佐藤琢磨＝ＡＰ

　自動車のＦ１シリーズ第８戦、カナダ・グランプリ（ＧＰ）は１１日、２度のフリー走行を行い、佐藤琢磨（ＢＡＲホンダ）が２回目に１分１４秒０８６のトップタイムをマークした。

　１回目はミヒャエル・シューマッハー（ドイツ、フェラーリ）がこの日最速の１分１４秒０１３を記録した。

　ジェンソン・バトン（英国、ＢＡＲホンダ）は１回目７位、２回目８位。トヨタ勢はクリスティアーノ・ダマッタ（ブラジル）が１回目１２位、２回目７位、オリビエ・パニス（フランス）は１０位と１３位だった。

　カナダＧＰは１２日（日本時間１３日）に公式予選、決勝は１３日（同１４日）に行われる。（モントリオール共同）

　◇心強い新型エンジン

　〇…フリー走行２回目でトップタイムをマークした佐藤は「まだ練習ですから」と慎重な言葉を残したが、表情からは喜びがあふれた。

　ここ２戦は、好走しながらまさかのエンジントラブルでリタイア。だが、今回は中本修平エンジニアリング・ディレクターが「信頼性に関して考えられるすべてを投入した」という新型エンジンを搭載した。

　佐藤は「マシンが走るごとに速くなっていることは感じているし、やはり完走することは大事ですからね」。前戦の欧州ＧＰはリタイア直前まで２位争いをしていただけに、悲願の表彰台へ向け、心強い武器となりそうだ。（共同）

毎日新聞　2004年6月12日　9時50分

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