おっさんの走り屋【４】

15:ﾆｬﾝ:2010/04/01 15:31
本当に真剣に命懸けで職務についているのなら、たとえ相手が上司だろうと先輩だろうと、間違っている事を指摘したり、疑問を感じた事を尋ねたり出来る筈だ。
権威あるものを恐れたり、周囲から孤立し孤独になることを恐れるような人間、また長いものに巻かれ群れ合い馴れ合う様な、そんなちっぽけな人間には決して巨悪は倒せない。
　
ラジオ放送しかない時代、騙され扇動され強制された過去の人々と、今の我々はいったい何処が違うというのだ？
いったい世界の何を知っているというのだ？
乱雑に交錯し、溢れかえるそれぞれの意図による真偽が定かではない情報に踊らされ、マスメディアが操る世論と云うものに扇動され、その世論から成り立っている政権によって改正施行された新たな法律・制度に強制されている・・・
　
異なる点は一つしかない。　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
ただ豊かなだけだ…
　
　
　
見ようとするものしか見えないと云う人の盲目さは、いつの時代も変わりはない　
ふと想像してみる。
　
世界と言わずとも、この国の中だけでも、今までに、いったいどれほど多くの命が犠牲になり、どれだけの苦しみが生まれたかを…
　
それは今でも続いている。　
空を見上げると、一見平凡で平和で穏やかそうに見える青空がある。
　
しかし、それは、知らないということにすぎない…

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